愛する猫たちと奥深くに潜む憎しみについて
もともと外を出歩く方ではないけど、最近は自宅で過ごす時間が増えた。
おはぎちゃんをひとりぼっちにしたくない気持ちもあるし、何より私が、仕事に行くよりは猫と布団の中でうずくまっていたい…。
そして本能のままに、それを実行してしまうのです。
ベッドで本を読んでいると、しきりに本に飛びかかり噛みついてくるおはぎ氏。
スマホ相手でもやはりかじりついてくる…逞しいかぎりですな!オニャノコだけど。
昨日のぐり。
にゃおにゃお言いながら私の後をついてくる…雪もなんのその!
雪の上についた猫のあしあとも愛しいったら。
最近、父との生活が苦痛すぎて、家を出ようかと思っているけど、おはぎちゃんは連れて行けてもこの子たちは連れて行けないんだよね…。
ずうっと、父を恨んで育ってきて、母や弟が亡くなった時に、和解したつもりだったけど、私の心の奥深くには、まだ憎しみが残っています。
だから、父の思いやりのない言動全てに苛立ちを覚え、やり場のない怒りがこみ上げてきても、制御するのが苦しくて本当に辛い。
私の生活スペースに踏み込まれるだけで、暴れまわりたくなるほどの怒りがこみ上げる。
もう私は限界なんだと思う。
これ以上は無理だ…。
父は妹の名前を繰り返し呟く。
時々、弟の名前も呟く。
けれど、私の名前を呟くことはほとんど無い。
そういう時、死んでしまいたくなる。
こんなにも無神経に、傷つけられてきたことに…父は気付いていないのだ。
私が死ねば、後悔するだろうか?反省するだろうか?
そんなことを、時々思う。