つぶやきノート

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窮屈な理由

以前、派遣でレジのお仕事を紹介してもらった時、それはそれは簡単な導入で、レジの使い方をサクッと説明してもらって、「前もやってたんだよね、慣れればすぐ覚えるから、とりあえずやってみて、わからない事があればその辺にいる社員に聞いて」という感じで、研修らしい研修もなく、初日の1〜2時間だけ商品券やギフト券の説明と受け入れ方法などを教わっていきなり独り立ちだった。

 

同時期に入ったパートさんは困惑してたけど、私としては細かい事をあまり言われなかったので仕事がやりやすかった。

 

そこは結局、男性社員からのつきまとい問題でいろいろあったので辞めざるを得なかったけど…。

 

 

今の職場は、とにかく細かくて、ベテランのパートさんに見守ってもらいながらレジをやっているけど、「いま、右手でスキャンしたよね」「逆手になってるよ」「右のカゴと左のカゴの間からそれぞれ右手と左手が越えないように」と、やっている間中ずっと細かく指摘をされるので、言われれば言われるほど頭の中が真っ白になっていき、ほぼ思考停止状態。

 

思考が停止すると、教わったことなどできないので、今までのやり方に戻ってしまう。

すると、余計ガミガミ言われる。

 

混んでいるのにレジを停止してまで、お客さんの前で手の向きがどうこうと厳しく注意されるのだ…。

なんでこんなに怒られなきゃならないのかよくわからない。

 

お客様に迷惑かけたり、商品を雑に扱ったりしたら怒られるのはわかるけど、そうじゃない。

今私がこっぴどく注意を受けているのは、手の向きとか、スキャンの仕方が会社で決められたやり方でできていないから。手の向きは、お客さんからは見えない。自分のクセとかそのままでやっていいなら、スキャンスピードは決して遅くないし、むしろ早い方だ。

 

しかし、会社で決められた動かし方ができていないので、やっている間中注意され続けている。

 

ここで頑張ってできるようになれば、仕事を続けられるけど、定期的にスキャンの試験があるので、それに合格できないとまたガミガミ言われるんだろうなぁ。

 

会社の方針ていうのは仕方がないけど、とっても窮屈で窮屈で窮屈です。

 

今までやっていた経験を活かして働きたいと思ってたけど、県内のどこのスーパーに行ってもだいたいこんな感じなので、もういい加減この職種は諦めた方がいいのかもしれません。

 

コンビニなんかでは、カゴに入っている商品を全部機会が読み取ってくれて、袋にまで入れてくれるロボットが開発されて、一部の店舗で導入されているそうです。順次拡大予定だとか。

もちろん、人がやるよりも速い。正確さは、カゴに入っている品物の数や量にもよりそうだけど、近年は、レジ混雑の緩和を図るために、ずいぶんと機械化が進んだように思う。

 

レジに人員が必要とされなくなる時代が、このレジチェッカーという仕事に近いうちに訪れるのに、こんなことに拘ってなんの役に立つのか、ごちゃごちゃ考えずにその時に空いてる手を動かした方がやりやすいのでそれをいまさら変えるのも…大変すぎる。

 

そしてできるようになるまで注意されまくって、仕事に行くたびに落ち込んで、眠れなくなって…メンタル崩壊です。ロボットレジが導入されるより速い段階で、確実にやってくる。

 

そんなわけで、もう本当にこれで、この業界からは足を洗おうと決心した。

たぶん、この業界でどこへ行っても、求められるものは同じなのだろうと思うので。

 

言われたように右手と左手を動かすことができないんです。そして、それが絶対的に変えなければいけない必要性が、自分の中では理解できないんです。ここでこんなに無理して変えなくても、他に仕事探せばいいか、という頭があるので、変わる気がない。

 

甘えと頑固は自分を追い込むだけかもしれないけど、もう少しもがいてみよう。私にも頑張れば出来て、人の役に立てる仕事があるはず…。