怒りを撒き散らすひと
ものすごい怒りのエネルギーをぶつけてくる人がたまにいる。
相手構わず、理由も些細なことだったりする。
当事者にしてみれば大きな問題かもしれないけど、だからって頭ごなしに怒鳴りつけられても、その人の言い分は相手の心には届かない。
うちの父もこういうタイプの人間だ。
家族で出かけた時も、気に入らないことがあると所構わず相手構わず怒鳴り散らす。
いや、相手は選んでいるかもしれない…。歯向かって来なそう(来れなそう)な人を…。
こういう怒りのエネルギーは、なんていうか、ぶつけられた人にしてみればトラウマにしかならない。
私は…何もかも嫌になって、死んでしまいたくなる。父に怒鳴られるのなんてもうウンザリだ。どうしてこんなにも追いつめ追い込んで苦しめるのだろう。
母や弟が死んで悲しみにくれたように生活していても、こういうところは直らない…。
もうウンザリだ。いっそのこと…、と思ってしまう。
でも、それを思いとどまらせてくれるのは、おはぎちゃんの存在と、妹の存在だ。
最近はメンタルも安定していて調子がいいなーと思っていても、こういったことがあると途端にドン底に叩きつけられるのだ。
家族なのに、なんでだろうって思う。
でも、死ぬくらいなら、何もかも捨てて、この場所から飛び出して、新しく生き直したいと思う。もちろんおはぎちゃんも一緒に。
久しぶりに西窓からの夕焼けを眺めながら、心を鎮める。
家は必要だけど、命さえあれば家がなくてもなんとかなる。
おはぎちゃんと2人で暮らせる場所があれば、どこにだって行ける。
仕事は…正直しんどいけど、これからどうしようかなぁ。今の私じゃ部屋を借りて生活していけるだけの収入が稼げないなぁ。
やっぱり我慢…なのかなぁ。