つぶやきノート

日々のアレコレを記録してます

猫は人間の言葉がわかるらしい

なんとなく、そうかなと思っていたものが、確信に変わる瞬間。

 

先日、母猫と子猫のことを書いたが、カラスの襲撃に備えてちょこちょこお引越しをしている、母猫のコゲちゃん。

 

なかなかたくましいので、小鳥を捕まえてくるのが得意らしい。

 

そんなコゲちゃんでも、カラスとは戦えないようだ…。さすがにカラスの方が大きいし、くちばしも鋭いし、飛べるし…。

 

 

先日、ごはんをあげるタイミングで、コゲちゃんに新しい引越し先を聞いた。

すると、その少しあと、私が出かけようとしたら、いつも車を置いている庭先のところでコゲちゃんが座っていた。

どうしたのかなと思いつつ、新しいお引越し先を教えてもらえないかしらと思って後をついて行った。

 

父が庭先に放置して半分潰れかかった段ボール、入り口は猫なら入れるサイズでカラスはさすがに入れない。

そこへコゲちゃんがするりと入って行くと、子猫の鳴き声が…あぁ、ここにいたのね。

これならカラスからは身を守れる。

雨とか虫とかが心配だけど…

その日はひとまず、新しいお引越し先を教えてもらえたのでコゲちゃんにお礼を言って、車に戻り外出した。

 

その後、庭の片付けをした時に、コゲちゃんたちの住んでいる段ボールの近くに犬のフンがあり、おそらく隣近所のご主人がよく散歩させているのでその子かしらと思いつつ、犬の散歩コースにコゲちゃんたちのお家があるのはちょっと心配だったので、段ボールを移動した。

 

 

嫌がるかなぁとは思ったけど、結局新しく移動した場所は落ち着かなかったのか、またコゲちゃん一家はお引越しをしてしまった…。

 

さすがにもう新しいお家は教えてもらえないよねぇ…そう思いながら、数日後に思い切ってコゲちゃんにごはんをあげながら、カラスに襲われたら心配だから、新しいお家を教えて、と伝えたら、ごはんを食べ終わった数時間後、玄関から出てきた私を待っていたかのような様子だったので後をついて行ってみると、玄関の階段のすぐ下に止まっている弟の遺品、フォルクスワーゲンビートルの車の下に入って行った。

 

耳栓をしていたので子猫の鳴き声は聞き逃してしまったが、そんな場所に行くからには子猫も一緒のはず。

 

それにしてもコゲちゃん、私の言葉がわかるんだぁ…すごいなぁ、と改めてびっくりしてしまった。

私が出てくるのを待っててくれて、お家に案内してくれるなんて、律儀だなぁと。

 

1度目は、たまたま偶然だよね、という認識だったけど、2度目にもちゃんとお家を教えてくれたので、これは偶然じゃないなぁと思ったのです。

 

2回で充分でしょう、3回目がなきゃ信じないのは人間相手で、猫は普通こんなことしないし、警戒心の強いコゲちゃんに関しては特に、人間に住処を教えるなんてしないはず…。

でもきっと、助けてあげられなかったけど、カラスに連れていかれた子猫のことがあって以来、コゲちゃんからは信頼されているように思うのです。

 

カラスも、たぶん同じ子かなぁ、頭のいいカラスがいるんですが、今日は猫の餌皿をくわえて隣の庭先に飛んで行き、そこで猫の餌を食べてから遠くに飛んで行きました。

 

どんだけ器用なの!と驚いたけど、カラスも生きてくのに必死なんだね。

まぁ、餌はあげられないけど、もちろん子猫もあげられないけど、カラスにも元気でいてほしいですね。

 

全ての生き物が、お互いを尊重し合って生きていけたらいいのになぁと思います。

 

もちろん人間もです。

そんなのは夢物語かしらん。